介護職の残業の実態

介護はサービス利用者の増加や人手不足などが報道されることが多く、その分スタッフの残業が多いというイメージを持たれがちです。しかし、同じ介護職でも、立場や雇用形態、施設の種類によって残業時間は大きく異なります。

一般的に、施設の責任者は担当業務も多いことから、時間外の勤務時間も長くなりやすく、非正規社員よりも正規社員の方が、時間外勤務の頻度は高い傾向があります。就業時間の管理が適切に行われ、残業なし、あっても1週間に数時間程度といった、比較的雇用環境の良い職場もあります。一方で、週に10時間以上の時間外勤務が、日常化している施設もあるのが現状です。プライベートの時間を確保して気持ち良く働きたい方は、就職活動時に、スタッフの定着率や個人のスキルが高く、連携してスムーズに業務を行う体制が整っている職場を探す努力をしましょう。時間外勤務は短時間でも、休憩時間を削って対処している施設もあるので、求人サービスのキャリアコンサルタントに尋ねたり、施設見学など様々な情報を参考にして実態を見極める必要があります。

介護職は人を相手にするサービス業なので、予定外の仕事が入りやすいことも考慮しましょう。終業間際に発生したトラブル処理や、利用者からの急な頼まれ事に対処した時間は、時間外勤務として記録していない施設もあるので、注意が必要です。時間外勤務をできるだけしなくて済むように、派遣スタッフとして介護施設で働く方も増えています。